第N無人居住区増築日誌

・*★うさぎダンボール秘密基地★*・

DesignFesta vol.28

出展するかどうかギリギリまで迷い、直前で超高速で準備してなんとか連続6回目のデザフェス出展を果たしました。

暗いエリアといっても結局結構明るいもので、今回は大きな箱の中に閉じ込め、窓から中を覗き込むように作りました。

さすがに窓が小さすぎては展示の中身に気付かず人々が通り過ぎてしまうと思ったので、狭く、でもなるべく多くの人に見て頂けるよう…。

正面から平面的に捉えると、街の風景画。でも近付いて見ると下へ奥へと景色が広がり、一番向こうに見えるドアを開けたらN区内の私の部屋や行きつけのカフェがあるのです。N区は誰でも好きなところに住んでよいのです。


今回何故か周りが音楽系の方ばかりで、暗く静かに幻想的に、というわけには行きませんでしたが、それはまぁお祭りですしね。そんなこともあろうかとうちは音が出る細工はやめて、左右背面天井に黒い壁を作って、せめて箱の中だけは異空間感が出るように試みました。いくうかんかん。
デザフェスvol.27のように全てのオブジェをば〜んと見られる展示方法のほうが好きな方と、今回のように隠れた部分の多いほうが想像力をかき立てられて好きという方に分かれるようです。私は後者のほうが好きですが、皆様は如何でしたか?

この、壁で覆う方法なのですが、2003年に奈良のギャラリー浮遊代理店でやった個展では、店の半分を壁で覆い、中を真っ暗にして大量の物件を閉じ込めました。

もそもそと這って進み、完全に街の中に入り込むのです。

あの時は広い家に住んでいたので、作業部屋の他に5畳の部屋を丸々オブジェ倉庫にすることができたのです。6畳一間で寝起き・制作・保管全てしている今は規模が小さくなってしまったものです。再び広い家に住める日が来るまで物量以外で最善の見せ方が出来るように模索していきたいです。