新しい塗装方法
前回に引き続き、新しい塗装方法を試しています。
造形が原始的であれば表面も原始的なほうが合うと感じ、
自分の性質と離れてしまうほどにはコシャクな精度は出そうとしないようにしてきました。
でも今試している方法は、自分とは離れない質感のまま精度を上げられると思いました。
販売しようと思った時、いつもの展示物の規模やコンセプトを知らない人にも通用するものでないといけないな、と前から思っていて、
じゃあどうしたら小さな作品でも成立するだろうと考えるとやはり展示物と同じ造り方では難しくて。
リアル系ミニチュアであれば小物1個だけでも説明なしで成立しますが、
うちはやはりもっとメルヘンな風景をお届けしたいです。
紙も好きなんですが、昔居住区として影響を受けたのは
ドゴン族の家や、イエメンの日干し煉瓦の住居なので
土とか泥とかそういう質感を加えてみることにしました。
紙と粘土細工の中間のような質感となっております。
販売する前に高温多湿な季節を極端な変色やひび割れなどなく越せるか
試作しながら様子を見たいと思います。
展示物と同じダンボールN区のほうは、だいぶ廃墟感が増しました。
こちらも色々試してこれまでの物件を全部塗装するかどうか
決めようと思います。
こっちはもし変色しても良い感じの経年劣化具合になりそう。